東日本大震災の経験から、震災後、脳卒中、心不全・狭心症や心筋梗塞などが増えることが分かっています。その原因として、ストレス、塩分摂取の増加、薬剤 の不足や受診困難による服薬の中断などが考えられます。 この度、震災後の脳卒中予防のポイントをまとめたポスター「復興にはまず健康」を作成しましたので、ダウンロードする等、ご活用いただけましたら幸いです。
薬の内服を続けてください
地震や津波から避難された際には、急なことでしたので、普段から内服している薬を持参された脳卒中患者さんは少ないと思います。持参された場合でも、避難生活が長期化するなかで、薬が残り少なくなってきていると思います。
それらの薬の中には、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などの治療薬や、脳梗塞の再発を予防する薬(抗血小板薬や抗凝固薬)が含まれている可能性があります。これらの薬をやめると、血圧、血糖、脂質の管理が悪化し、脳卒中を再発する危険性が高まります。こんな時だからこそ、脳卒中を再発しないよう、注意が必要です。
できるだけ早く、医療チームや医療機関に依頼して、薬を入手し、薬の内服を続けることをお勧めいたします。
障害のある方々のご支援をお願いします
避難生活を強いられている障害者の方々におかれましては、住み慣れた環境とは異なるところで、家族と離ればなれになり、大変な不安と不自由を感じておられると思います。
周りのおられる方々におかれましては、下記のサイトを参考に、是非、ご支援をお願い申し上げます。
目で聴くテレビ
「目で聴くテレビ」は、聴覚に障害のある方のための放送局です。
1995年の阪神大震災の教訓をふまえ、全日本ろうあ連盟、全日本難聴者中途失聴者団体連合会などが中心となり、1998年からCS放送(通信)をスタート。
聴覚障害者自身がキャスターやカメラマンとして番組制作に参加。手話と字幕をつけてさまざまな情報をお届けしています。
「目で聴くテレビ」は、IPTV(インターネット光回線)によって全国に配信しており、番組をごらんになるためは、専用の受信機「アイ・ドラゴン4」が必要です。
災害時には、緊急信号を受信し、「目で聴くテレビ」の緊急放送開始を光で知らせる機能も備えています。
障がい者からのお願い「大地震(災害)の時助けてください!」
障害者は、大地震やその他大きな災害が起こった時、状況を把握したり、避難場所への移動ができません。そのような時、皆さんの助けが必要です。
言語聴覚障害をお持ちの方のための情報
コミュニケーション・アシスト・ネットワーク(CAN)は、言語障害や聴覚障害を持つ方の基本的人権を擁護し、
社会参加を支援する為に言語聴覚士を中心とした様々な専門家で設立されたNPO法人です。