日本脳卒中協会の主な活動

1.脳卒中の予防啓発

脳卒中・循環器病対策基本法推進事業

2018年12月10日、第197回国会最終日に、「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」が可決・成立しました。本法の成立によって脳卒中対策が終わったわけではなく、これによって新たな取り組みが始まります!

脳卒中・循環器病対策基本法

脳卒中月間事業

毎年10月1か月間を「脳卒中月間」とし、脳卒中の予防啓発を重点的に行っています。

脳卒中月間

世界脳卒中デー事業

日本脳卒中協会が加盟している世界脳卒中機構(World Stroke Organization)は、世界的に脳卒中への関心を高めるため、平成20(2008)年から毎年10月29日を世界脳卒中デー(World Stroke Day)と定めた。これを受けて、ホームページを通じた広報などにより、その普及に努めています。

世界脳卒中デー

心房細動週間事業

3月9日「脈の日」及び3月9から15日までの「心房細動週間」とし、心房細動からの脳梗塞の発症を予防することを目的として、ポスターや新聞広告等による啓発活動を行っています。なお、本事業は一般社団法人日本不整脈心電学会との協同事業として実施しています。

心房細動週間・脈の日

情報提供事業

  • 会報の発行
  • 脳卒中に関する啓発ツール(パンフレット等)の作成と販売
  • スピーカーズバンク事業(脳卒中体験者インタビュー
    日本脳卒中協会では、脳卒中体験者スピーカーズバンク事業を進めています。脳卒中体験者(スピーカー)に脳卒中体験を話していただくことによって予防啓発を進めます。スピーカーは、脳卒中体験記応募者等から随時選定しています。
  • 支援型自販機による脳卒中啓発
    サントリービバレッジサービス株式会社の支援型自販機*の医療機関、会社等への設置を通じて、脳卒中啓発を行っています。
    *清涼飲料水等の自動販売機に日本脳卒中協会のロゴ、啓発メッセージを表示したもの

企業との協同事業

日本脳卒中協会の活動において企業との協同事業も大きな役割を担っています。市民向けの資材作成、医師向けの資材やスライドの作成などとともに、各地での講演会や市民公開講座、脳卒中啓発イベント、テレビ放送、展示、提言などが開催されています。

日本脳卒中協会支部による活動

2.患者さん・ご家族の支援

体験記事業

患者・家族の方々の励みとしてもらうことを目的に、脳卒中体験記を募集し、優秀作品を発表しています。

▷ 脳卒中体験記「脳卒中後の私の人生」

脳卒中サロン事業

ピアサポート(脳卒中患者・家族同士が行う支え合い)の場となる「脳卒中サロン」を立ち上げて、運営マニュアルを作成し、全国的に「脳卒中サロン」を広め、地域における脳卒中患者・家族のサポート体制を向上させることを目的としています。

▷ 脳卒中サロン

3.調査

都道府県との協同による啓発プロジェクト

都道府県と予防啓発プロジェクトを進め、その結果を検証します。