三重県支部は日本脳卒中協会支部の一つとして開設されており、事務局を三重大学大学院医学系研究科神経病態内科学内に設けています。
三重県支部では脳卒中に関する正しい知識を一般の方々に普及し、地域連携や急性期の早期受診をはかるため市民への啓発事業に努めております。市民公開講座を通じた啓発活動、三重県下の脳卒中診療ネットワークの連絡調整やFAXでの脳卒中に関する相談受付なども行っています。
支部長 鈴木 秀謙 三重大学大学院 脳神経外科 教授 副支部長 新堂 晃大 三重大学大学院 神経病態内科学 教授 副支部長 金丸 憲司 医療法人敬人会 金丸脳脊椎外科クリニック 院長 相談窓口: FAX 059-231-5155
《2023年度事業計画》
●相談事業
・ 実施方法:FAX 059-231-5515
・ 開催日時:365日24時間(回答後日)
●市民啓発事業
市民講座:
・主催:日本脳卒中協会三重県支部
・会場:津市
・詳細後日
●開業医教育研修事業
1)ストップNO卒中プロジェクト全国一斉エリア会議 開催予定
2)三重大学脳神経外科同門会学術集会
・日時:12月開催予定
・共催:日本脳卒中協会三重県支部、三重大学脳神経外科
・詳細後日
●研修医教育研修事業
共催:日本脳卒中協会三重県支部、三重大学脳神経外科
MNCセミナー 5月開催済み
スキルズセミナー 7月開催予定
MNCセミナー 9月開催予定
●その他の事業
脳卒中月間の啓発推進、世界脳卒中デーのライトアップキャンペーン 予定
● 病院前救護・急性期医療
三重県は北勢・中勢・南勢・東紀州の4つの2次医療圏に分けられ、南北に広い地区における脳卒中診療を網羅するために、救急隊と協力し体制づくりをしております。通常の救急搬送に加え、日中はドクターヘリによる超急性期脳卒中患者の広域搬送も行っています。県内共通の脳卒中プロトコールにより各地域で適切な病院に搬送できる体制を整えており、脳卒中病院前救護(PSLS: Prehospital Stroke Life Support)による救急隊への教育にも積極的に取り組んでいます。通報を受け、診察した救急隊から各地域の適切な病院への搬送がなされております。
● 脳卒中・心臓病等総合支援センター
脳卒中や心臓病などの患者さんやご家族の総合的な支援を行う施設として2022年9月より三重大学医学部附属病院内に脳卒中・心臓病等総合支援センターが設置されました。本センターと協力し、地域住民を対象とした脳卒中に対する情報提供など啓発活動に取り組んでいます。
https://www.sv.hosp.mie-u.ac.jp/noushin-center/
● 三重県の脳卒中地域連携事情
三重県の脳卒中医療の発展のため、2007年から「三重脳卒中医療連携研究会」が結成されました。2016年度から「三重脳卒中医療連携カンファランス」へ名称を変更し脳卒中急性期治療から維持期への、スムーズな移行が可能となるよう県内の脳卒中医療連携の統一化に取り組んでいます。県下全域で実際に運用している脳卒中地域連携パスを本研究会のホームページからダウンロードできます。
http://rehab.o.oo7.jp/miecva/aqua_green/overview.html