日本脳卒中協会横浜市支部
横浜市支部の前身である横浜市支部は平成13年に支部の第一号として開設されました。その後長谷川泰弘先生が聖マリアンナ医科大学の神経内科教授に着任され、神奈川県支部が開設し、横浜支部は横浜市支部として新たに発足しました。
支部の活動としては
- 市民講座
適宜公開講座を行っています。
- 横浜市脳卒中搬送システムの構築
平成21年より、健康福祉局・消防局および市内病院の協力の下、脳卒中救急患者搬送システムを構築し、その評価および改善のため3者の合同会議を開催しております。
- 横浜市内における脳卒中発症状況調査
救急搬送患者の脳血管疾患救急医療体制実態調査を行っています。
これは、2週間に救急搬送した、全患者中、脳卒中患者が占める割合を調査するもので、これまでに2回行いました。
- パンフレットによる脳卒中予防および発症時の対応の啓発
を行っています。
日本脳卒中協会 横浜市支部長
城倉 健
1)市民講座
年に数回公開講座を行っています。
2)横浜市脳卒中搬送システムの構築
平成21年より、健康福祉局・消防局および市内病院の協力の下、脳卒中救急患者搬送システムを構築し、その評価および改善のため3者の合同会議を開催しております。
3)横浜市内における脳卒中発症状況調査
救急搬送患者の脳血管疾患救急医療体制実態調査を行っています。
これは、2週間に救急搬送した、全患者中、脳卒中患者が占める割合を調査するもので、これまでに2回行いました。
4)パンフレットによる脳卒中予防および発症時の対応の啓発
1)急性期医療
横浜市の脳卒中医療体制は、行政と共同し、脳血管疾患救急医療体制を構築し平成20年より、病院前脳卒中スケール(MPSSスケール)を用いて急性期脳卒中患者を搬送しています。
現在、市内30病院が参加しており、病院の受け入れ態勢に基づいた申請を行い、t-PA治療可能病院と脳卒中受け入れ病院(24時間365日受け入れ可能、また受け入れ可能日時)表を作成。
救急隊員が、MPSSによる評価、発症時刻 除外項目の聴取を行い、t-PA治療の可能性有り無しの判断を行い登録表から原則直近病院を選択し搬送しています。
この搬送数や治療実績を、幹事会を年2回、全体会議を年1回開催し、以下の項目について報告し、検討を行っています。
検討項目
○ 脳血管疾患傷病者搬送状況
○ t-PA治療実績報告
・t―PA治療報告件数
・年齢分布
・MPSS分布
・NIHSS分布
・発症からt-PA治療開始までの時間
・病院到着からt-PA治療開始までの時間
・mRSの分布
さらに参加病院の救急搬送件数、TIAおよび脳梗塞患者数、脳出血患者数、くも膜下出血患者数、原因不明患者数を報告しています。
なお、平成27年からは血栓回収治療実績調査も開始されています。
2)歩いて受診する脳卒中の啓発と医療機関の選別
歩いて受診する軽い脳卒中やTIAについては、神奈川支部および神奈川県医師会脳神経外科医会と連携し、速やかな対応を行っています。