世界脳卒中デー

【10月29日は世界脳卒中デー】
日本脳卒中協会と世界脳卒中機構からのメッセージ

脳卒中は予防可能な病気です! 予防のために今すぐできることがあります!

 世界脳卒中機構 (World Stroke Organization) は、世界脳卒中デーに際し、「脳卒中を予防する」ために、今すぐできることがあると全世界に呼びかけています。

 脳卒中は全世界で年間1,700万人が、我が国では約30万人が発症しています。
 日本を含め、先進国では脳卒中を起こされる方、脳卒中でお亡くなりになる方は減少していますが、 日本では寝たきりの原因の第1位で、認知症の原因の第2位です。

 脳卒中をおこす原因となる病気や嗜好には、高血圧、肥満、糖尿病、喫煙などがありますが、これらの危険因子は、全世界にますます蔓延しています。   この現実は、日本においても同様であり、脳卒中予防の遅れ、引いては脳卒中患者の増加を来している可能性があります。

 世界脳卒中機構は脳卒中を予防するために、今すぐ取り組むべき行動を提示しています。

 世界脳卒中機構理事長であるWerner Hacke教授は、「脳卒中は予防が可能であり、また予防すべきである。脳卒中の9割は、対応可能な10個の危険因子が大きく関係している。この10個の 危険因子に対処するだけで、脳卒中発症の危険を減少させ、ひいては脳卒中のみならず糖尿病や心疾患、がんなどを含めた非感染性疾患全体による死亡を防ぐこ とができます。予防に目を向けることは、私たち自身はもとより、社会的、経済的にも有益な効果をもたらすでしょう。」と述べています。

脳卒中の9割は、10個の危険因子と強く関連しています。
そして脳卒中は予防できます!

1.高血圧を管理しましょう

脳卒中の半数は高血圧と関連しています。

2.適度の運動を週5回以上しましょう。

脳卒中の1/3以上は定期的に運動しない人に起こります。

3.健康的でバランスのとれた食事(果物・野菜が豊富で、塩分控えめ)を摂りましょう。

脳卒中の1/4は不健康な食事と関連しています。

4. コレステロールを下げましょう

脳卒中の1/4以上が悪玉コレステロール(LDLコレステロール)に関連しています。

5. 健康的な体重(BMIまたはウエスト・ヒップ比)を維持しましょう。

脳卒中の1/5は肥満と関連しています。

6. 禁煙し、受動喫煙を避けましょう

脳卒中の1/10以上が喫煙と関連しています。

7. 節酒しましょう

脳卒中の6%が飲酒と関連しています。

8. 心房細動を見つけて治療しましょう

脳卒中の9%が不整脈や心臓病と関連しています。

9. 糖尿病を予防しましょう

糖尿病になると脳卒中になりやすく、糖尿病のリスクを下げると脳卒中のリスクも下がりま す。

10. 心理的・社会的ストレスに気を配りましょう

家庭や職場でのストレス、人生を揺るがす出来事、うつなどの心理的・社会的ストレスが脳卒 中と関連しています。

 (出典:O’Donnell MJほか. Lancet 2016; 388: 761-75)

■詳細は世界脳卒中デーのウェブサイト www.worldstrokecampaign.org

■脳卒中について知りましょう!
 日本脳卒中協会では脳卒中啓発動画を作成しています。
 是非ご視聴ください。

世界脳卒中機構について

 世界脳卒中機構 (www.world-stroke.org) は脳卒中との闘いを先導する世界的な組織です。2006年10月に、国際脳卒中学会 (International Stroke Society) と世界脳卒中連盟 (World Stroke Federation) が発展的に合併して設立されました。その使命は予防、治療、長期的ケアを通じて脳卒中の世界的な重荷を軽減することです。世界中の個人および支援団体を含 む脳卒中関連団体が加盟する世界的な団体で、世界保健機構 (WHO) と公式な関係のある唯一の脳卒中に関する国際的非営利団体です。

 プレスリリース(2017年10月29日)

 世界脳卒中機構(World Stroke Organization)は、世界脳卒中デーに際し、脳卒中診療体制の整備を全世界に呼びかけています。>>詳細(PDF)