2006年10月26日 世界脳卒中デー

2006年10月26日、ケープタウン会議センターにて国際脳卒中学会・地中海脳卒中学会・南部アフリカ脳卒中財団によって開催された合同世界脳卒中会議において、脳卒中に対する関心を高め、脳卒中の予防と脳卒中ケアの改善を進めるために、10月26日を世界脳卒中デーとする世界脳卒中デー宣言が発表されました。

脳卒中:予防そして治療可能な世界のカタストロフィー

2006年10月26日、その日を「世界脳卒中デー(World Stroke Day)」にすることが公式に宣言されます。

ケープタウン会議センターで2006年10月26−29日に開催される合同世界脳卒中会議において、世界中の保健機関からの統一メッセージが宣言として提示されます。

その目的は、世界的に増加しつつある脳卒中に取り組むことです。

「世界的には、脳卒中は心疾患に次ぐ第2位の死因であり、重大な障害の第1の原因です」と宣言起草委員長であるVladimir Hachinski(ウラジミル ハチンスキー)博士は述べています。

「脳卒中にならない年齢、人種、性別、国はなく、加齢、運動不足、喫煙、質の悪い食事は世界における脳卒中の増加の原因になっています」

ハチンスキー博士は米国心臓協会学会誌であるSTROKEの編集長ですが、ケープタウンで開催される合同世界脳卒中会議における世界脳卒中デーの記念式典において、宣言を提起する予定です。

学際的チームが専門的知識と経験を活かして脳卒中専門病棟(Stroke Unit)をつくり、脳卒中を起こしたヒトの要望に対応出来る脳卒中ケアシステムを築くことによって、脳卒中を克服することができる、ということを合同世界脳卒中会議の主催者は強調しています。

脳卒中の原因と症状の知識を一般市民の間で高めることに依って脳卒中は予防できるのです。脳卒中の症状は以下のとおりです:

● 突然、顔、手、足に麻痺またはしびれが生じる。特に、体の片側に生じる。

● 突然、錯乱状態になったり、しゃべりにくくなったり、他人の言うことが理解できなくなる。

● 突然、片側あるいは両側の目が見えにくくなる。

● 突然、歩きにくくなったり、めまいやふらつきが生じたり、体がスムーズに動かなくなる。

● 突然、原因不明の激しい頭痛が生じる。

「もしこのまま何の対策も講じなければ、今後15−20年間に脳卒中になる人の数は2倍になると予測されています。しかしながら、既に知られている予防方法が適用されれば、脳卒中の半分は予防できます」とハチンスキー氏は述べています。

「脳卒中デーは、1年に一度、たった1日しか注意を喚起しませんが、脳卒中との闘いは毎日続くのです」と彼は結びました。