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第1部 特別講演「脳卒中治療の最先端医療」
- 講演3「手術で治す脳卒中」
- 黒田 敏 氏
- 北海道大学病院神経外科 講師
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- 中川原座長
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- 中川原譲二氏
- 黒田
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皆さん、こんにちは。ご紹介いただきました北大脳神経外科の黒田です。なかなか難しいお題をいただきました。すべてを語り尽くすのは難しいので、絵本を見るような気持ちでお聞きいただければと思います。
「手術で治す脳卒中」ということを考えてみますと、まず一つは手術で、亡くなりそうな患者の命を助けるという意味があると思います。例えば、くも膜下出血、動脈瘤(りゅう)が破けて倒れた方にクリップをかけることで脳を救うということがあります。また、脳出血、出血を取り除くことで命を救う意味合いもあります。
最近、外科治療は「手術治療で脳卒中を予防しよう」という考え方にシフトしています。例えば、よく見つかる、破ける前の動脈瘤。患者さんが悩んでおられ、外来でよく相談を受けます。破ける前に手術をして、くも膜下出血を予防しようということです。それから頸動脈(けいどうみゃく)が細い方に手術をして、脳梗塞を事前に予防する考え方もあります。頸動脈が閉塞(へいそく)してしまっている方は、血流の低さをバイパスで改善して脳梗塞(こうそく)を予防しようという動きもあります。
おそらく皆さんの要求が一番高いのは、脳卒中による後遺症をよくしてほしい、あるいは消してほしい、ということです。これが本当の意味で治すということになると思いますが、この辺はまだまだだと現在は思っています。
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