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第1部 特別講演「脳卒中治療の最先端医療」

講演2「薬で治す脳卒中」

田中座長
 内山先生、どうもありがとうございました。一つだけ代表で質問をさせていただきたいと思います。「一度、脳卒中にかかりましたが、退院後、数カ月してから、ろれつが回らない、言葉が出ないといった症状が出て心配です。再発と後遺症の見分け方に大きな違いがありますか。常に検査が必要でしょうか」というご質問です。
内山
 先ほども強調しましたが、脳梗塞を含め脳卒中は、急に症状が起こります。急に新しい症状が起こって、右手足がまひしたり言葉が出なくなると、明らかに再発の可能性があります。また、後遺症のある方で、残っている症状、例えば、半身のしびれが季節や気候、自分のコンディションによって少し悪化する場合があります。そういうのは、即再発ではなく、後遺症の変動の範囲内の症状の消長に過ぎないと思います。しかしそうは言っても一般の方は必ずしも鑑別がつかず、心配になる方もいらっしゃることでしょう。心配であれば、やはり主治医の先生、あるいは病院を訪れ、きちんと診察と検査を受け、結論を出していただいた方がよいと思います。
田中座長
 どうもありがとうございました。それでは司会を中川原先生に代わります。