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第2部 パネルディスカッション 広い北海道の脳卒中救急を考える

内野 研 氏
  • 情報技術やヘリを活用したピッツバーグの脳卒中治療
  • パネリスト 内野 研 氏
  • ピッツバーグ大学医学部脳卒中研究所 助教授
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宝金座長
  • 宝金清博氏
  • 宝金清博氏
明日、日本、ロシア、アメリカの先生方が集まって脳卒中について勉強する会があるのですが、そのためにピッツバーグから来日された内野先生に、アメリカでの脳卒中についてお話をお願いしました。アメリカのエリート中のエリートでいらっしゃいます。内野先生、よろしくお願いいたします。
内野
 ピッツバーグ大学の内野です。アメリカは大きな国で、特に西部の方では広い地域をカバーしなければならないという問題があります。ピッツバーグは大都市ですが、周辺には小さな街が散らばっています。我々の大学病院はピッツバーグ市内にあります。約120km範囲内の地域から患者が運ばれています。
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 脳卒中の診療方法ですが、さきほどからお話にあった方法をいくつか使っています。一つは画像伝送です。大学病院は五つほどの病院と連携してネットワークを作り放射線画像を含めて患者のデータがすぐに見られます。CTやMRIの画像は専門医の自宅からも見ることができます。二つの病院では画像だけではなく、患者を見ることができる「テレメディシン」のシステムも導入しています。

 ここ数年、脳卒中患者の搬送にヘリコプターも使っています。地域の病院で受診して、早期脳卒中の治療が可能と思われる場合、救急医はフリーダイヤルで大学病院のオペレーターに電話がかかります。電話またはテレメディシン通信を通して治療を始めてか、もしくは大学病院で始める治療を見込んで患者をヘリコプターで搬送します。飛行時間は20分から30分ぐらいですが、病院から病院の間の搬送自体は、平均38分というデータがあります。