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第2部 パネルディスカッション 広い北海道の脳卒中救急を考える

齋藤孝次 氏
  • 広大な釧根地域で役立つ画像伝送システム
  • パネリスト 齋藤孝次 氏
  • 釧路脳神経外科病院 理事長
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宝金座長
  • 宝金清博氏
  • 宝金清博氏
ありがとうございます。だんだん難しい問題になってきましたが二つの解決方法をご提示したいと思います。齋藤先生は釧路脳神経外科病院の理事長で、釧根地域でITを使った画像転送システムを活用しておられます。では、より効率のよい広域医療に関するお話をお願いいたします。
齋藤
 皆さん、こんにちは。釧路から来ました齋藤です。釧根地域の人口は約37万人。釧路市医師会、釧路国医師会、根室市他三郡医師会と三つの医師会がカバーしています。2次医療圏でいうと、釧路と根室、二つの2次医療圏です。各市町村には、かなり立派な町立病院が多く、羅臼、別海はちょっと古いですが、あとは新しい病院ばかりです。釧路・根室間は救急車で2時間ぐらい。釧路・羅臼間は3時間ぐらいかかります。各地方には脳卒中の専門医師がいません。脳卒中を診る医師は釧路に集中しているといった特殊な環境にあります。脳卒中が発生したら、まず地元の町立病院に行って、そこでCTを撮って、それから釧路に搬送する形になります。

クリックで、拡大画像をご覧いただけます クリックで、拡大画像をご覧いただけます クリックで、拡大画像をご覧いただけます クリックで、拡大画像をご覧いただけます  1998年から99年までの1年間、脳卒中がどのくらい発生するか調査したところ、トータルで747件発生しました。脳梗塞(こうそく)70%、脳出血20%。くも膜下出血が10%。年齢別では70歳前後ぐらいに全脳卒中のピークがありました。

 初期医療機関への搬入時間は、地元の町立病院などへ行く時間ですが、疾患により多少異なります。くも膜下出血や脳出血は割と早い時間に行きますが、脳梗塞は少し遅い傾向にあります。1次救急の地元の病院には割と早い時間に行っていることがわかります。