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第2部 パネルディスカッション 広い北海道の脳卒中救急を考える

佐古和廣 氏
  • 診療圏は半径100キロ
    道北の脳卒中の傾向と対策
  • パネリスト 佐古和廣 氏
  • 名寄市立総合病院 院長
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宝金座長
  • 宝金清博氏
  • 宝金清博氏
ありがとうございました。手前みそになりますが、札幌は日本有数の、高度脳卒中医療を提供できる施設が多い地域です。集約度でいうと、サンフランシスコにベイエリアがありますが、札幌の高度な医療施設の集中は、あの領域に匹敵するものです。そういう意味で、極端に集中したところが北海道にはあるということで、最初にお話しいただきました。

 次に、そうでないところのお話をしていただきます。佐古和廣先生は、名寄市立総合病院の院長です。と同時に、脳神経外科の専門医です。旭川以北、大きな脳神経外科病院は名寄市立総合病院だけという、非常に広範な道北の脳卒中診療についてお話しいただきます。佐古先生よろしくお願いいたします。
佐古
 
 名寄市立総合病院の佐古でございます。道北は過疎化が進み、高齢化も進んでいます。そこで、どのような脳卒中診療が行われているかを、お話しいたします。

クリックで、拡大画像をご覧いただけます  北海道の上の方、昔は稚内から旭川まで、脳卒中の患者を旭川まで救急搬送していました。この間260kmあります。東京から静岡よりも距離があるのではないでしょうか。当院ができてから、名寄から先には、脳卒中の患者は、救急車では一人も行っていないと確信しています。

 当院には毎日、外来に120kmぐらいの距離を、時間をかけて通っている患者が大勢いらっしゃいます。カバーしている人口は約10万人。脳卒中にかかりやすい40歳以上は6万4000人〜5000人います。平成12年の統計なので、人口は少し減っているかも知れません。