第16回循環器病チャリティーゴルフ講演会

 

−もくじ−

  まえがき

   講演


今、脳卒中を考える

国立循環器病センター名誉総長
日本脳卒中協会会長

山 口 武 典

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 アメリカでは患者さん方に少しでも症状を知ってもらうために,次の5つの症状を示しています(スライド11)。今私が申し上げた事ですが、(1)突然の半身の運動障害、感覚障害、(2)特に片方の目に限った視力障害や視野の障害、 (3)言葉の機能の消失、つまり言葉がでてこない、他人の言うことが理解できない、または呂律がまわらない、(4)原因不明の頭痛が突然起こる(これは、脳出血、くも膜下出血の時の症状です)、(5)めまい感、身体の不安定、または、突然倒れる、力があるのだけれども倒れる(これは(1)〜(4)の症状に伴って起こるというのが条件です)の5項目です。

 一般の方々がどのくらい知っておられるかについて、色々な年齢の方348人の方を対象に日本脳卒中協会で調査を致しました。そうすると症状を知っていると答えた方が、159人おられました。でも本当に最低1つの正しい回答をした人は104人、全体の30%だったのです。2つ以上答えられた方は、全体の4%しかなく、一般の方々はあまり症状をご存じないという事が言えるのではないかと思います。

 脳卒中をどのようにして克服してゆくかは、まず予防です(スライド12)。起こらないに越した事は無い訳で、それには危険因子を排除しなくてはいけないわけです。高血圧、糖尿病、高脂血症、たばこ、酒の飲みすぎなどですが、お酒については一滴も飲むなではなくて、1合以内でやめましょう、ということです。

 次が、前触れを知っておくことです。脳卒中の症状が起こって10分か20分の内によくなる事がときどきあります。これは一過性脳虚血発作と呼ばれていますが、これが起こったら、治ったからいいのだと放置しないで、専門家のところで診てもらいましょう。そして若し、本物が起こったら一刻も早く(発症3時間以内に)病院に行かれることが大切です。

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▼スライド11

スライド12


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