ブレイン・アタック キャンペーンについて

趣旨および目的

 画像診断機器の進歩や新しい血栓溶解薬の開発に伴い、脳卒中発症早期の専門的治療によってその予後を大幅に改善できるようになってきました。しか しながら発症早期の専門的治療を普及させるには、一般市民の方への啓発、医療機関の受け入れ体制の整備、効率的な脳卒中患者の救急搬送システム及び診療 ネットワークの構築が必要です。

 脳卒中の予防や初期治療に関する一般市民の方への啓発については、一般市民の方が脳卒中に対してどのような認識を持っているかという現状を明らか にし、脳卒中の症状の理解と発症時の迅速な専門医療機関への受診を呼びかけるキャンペーンを行う必要があります。また、啓発キャンペーンについては、新 聞、テレビ、ラジオ、ポスター、パンフレットなど様々な手法がありますが、これらのキャンペーンの有効性について検証し、より有効なキャンペーン戦略を立 てる必要があります。

 加えて、脳卒中救急搬送システムについては、救急隊員による脳卒中患者のスクリーニングや搬送システムは国内の各消防本部で様々であり、t-PA静注療法実施可能な医療機関は明らかにされておりません。

 本プロジェクトの目的は、1)一般市民の方の脳卒中の知識の実態を明らかにし、2)一般市民の方を対象とした脳卒中に関するキャンペーン活動を行 い、3)キャンペーン効果を評価し、4)脳卒中救急搬送システム及び医療機関の受入体制の実情と課題を明らかにし、5)脳卒中発症2時間以内の脳卒中専門 医療機関へのアクセスを全国的に可能とすることです。