日本脳卒中協会について

日本脳卒中協会の設立趣旨

 脳卒中はわが国の国民死亡の第3位、死亡総数の1割強を占めている。また、入院受療率も高く、入院原因の第2位を占めるなど、まさしく国民病と言える。脳卒中の急性期を生き延びることができても、患者とその家族は運動麻痺や失語症などの後遺症に苦しみ、生活の質(Quality of Life)は低下して、社会的ハンディキャプを負うことが多い。また、医療費の1割弱が脳卒中に費やされ、要介護となる原因の3割を占めているなど、患者とその家族のみならず社会的にも脳卒中の与える影響は甚大である。さらに、脳卒中は高齢者ほど発症率が高く、今後人口の急速な高齢化に伴って脳卒中患者が急増し、脳卒中対策の重要性が増すことは必至である。
 従って予防によって新たな脳卒中発症を減らし、既に発症した患者とその家族を支援することが、社会的に極めて重要である。
 本協会は、脳卒中に関する正しい知識の普及および社会啓発によって新たな脳卒中発症の減少に寄与すると同時に、脳卒中患者・家族に対する情報提供、自立のための支援を促進することによって、患者・家族の不安とハンディキャップの軽減と生活の質の改善を図り、その成果を通じて国民の保健、福祉の向上に寄与して行きたい。

(平成17年3月)